随想 | 府中まちコム
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随想

時の流れゆくままに・65

「天使こと転詞の辞典」草稿より抜粋 (妖怪)願わくは一度でいいからその本物に遭遇してみたいとも思いたくなる存在。世の中には数知れぬ妖怪伝説があるが、勇猛果敢で好奇心旺盛な者などが、世に名高い妖怪スポットや心霊スポットなる…

時の流れゆくままに・64

 「天使こと転詞の辞典」草稿より抜粋 (名人)一道に長けた天才的人物のことを言うが、その人物が必ずしも称賛に値するとは限らない。虚言の名人、詐欺の名人、スリの名人、窃盗の名人、女たらしの名人など、社会的には有害な技に関す…

時の流れゆくままに・63

「天使こと転詞の辞典」草稿より抜粋 (平凡)最もそうであることの難しい心理的状態のこと。生来、個々の人間というものは大なり小なり自己に対する承認欲求を抱いている。それゆえに、他者と比べて目立つことのない様相を意味するこの…

時の流れゆくままに・62

「天使こと転詞の辞典」草稿より抜粋 (猫を被る)時代の流れを反映してか、「本性を隠しておとなしそうに振舞ってみせる」という意味のこの言葉はほとんど死語になりかかっている。SNSなどの流行に伴い、自己に対する承認欲求の高い…

時の流れゆくままに・61

「天使こと転詞の辞典」草稿より抜粋 (ときめき)その先に待つのは落胆や絶望の渦だと薄々気づきながらも、一時的期待と興奮に心身を包まれる瞬間を言う。期待通りに事が進むのは、ほとんどの場合、万一という言葉が述べ示す通り、万分…

時の流れゆくままに・60

 「天使こと転詞の辞典」草稿より抜粋 (大学)今や玉石混交とは成り果て、その理念や本分、存在意義などが再検討されるべき段階に至った高等教育や学術専門研究の機関。「大学」とは名ばかりで、その実態が「小学」化してしまっている…

時の流れゆくままに・59

「天使こと転詞の辞典」草稿より抜粋 (睡眠)「寝るは極楽、起きるは地獄」という諺にあるように、眠るという行為は、尽きることなき苦悩のなかで生き続けることを宿命づけられている人間にとって、一時的なものではあるにしろ何よりの…