クラシックギターのしらべを堪能する | 府中まちコム
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作成日 2023.11.19

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記, 音楽

クラシックギターのしらべを堪能する

2023年11月19日(日)

「けやき寿学園」の講座として開催されたギター演奏会を聴きに府中市生涯学習センターへ。

「四季の調べ」と題した曲目のうち、夏の部でとりあげられたのは井上陽水の「少年時代」(パッヘルベルのカノン風)。「少年時代」にカノンが自然に合っている。

休憩をはさんで1曲目はベートーヴェン「交響曲5番 運命」。有名な出だしのお腹にくる低音のジャジャジャジャーンを「ギターで?」と疑問に思ったが、聴いてみるとテーマが波のように繰り返されるのが心地よい。

アンコールの声に応えて演奏されたのはクラシックギターの名曲、タレガの「アルハンブラの思い出」。細かく弦を震わすトレモロ奏法とともに、哀愁を帯びた伴奏のアルペジオが実に効いていて、合奏の醍醐味をあらためて感じた。いつか弾いてみたい。

楽器演奏は頭と手を使うことによる脳の活性化という効用だけでなく、楽しい気分になれること請け合い。来年1月には入門講座も開かれるとのこと。終了時には「禁じられた遊び」を弾けるという。その後はサークルを結成したり、既存のグループに参加したりというチャンスもある。かくいう私も腕に磨きをかけたくて続けている口である。

(小嶋伸一)