金融教育、できていますか? | 府中まちコム
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作成日 2024.02.28

この記事の分類 府中絵日記, , 育児・教育

金融教育、できていますか?

2024年2月28日(水)

今年の1月、市内全22小学校の図書室に「たましんRISURU文庫」が設置された。たましんRISURU文庫は、お金に関する基本的な知識から資産運用まで幅広いトピックをそろえた20冊の本のセットだ。多摩信用金庫創立90周年の節目に、私を含め子育て中の職員が企画した多摩地域の子ども達の未来への投資である。

私は、多摩信用金庫の職員であり、府中で3人の子を育てる母である。
子ども達が豊かに生きるためには、お金と上手に付き合える力が不可欠である。わかってはいるが、私自身もいざ我が子へ金融教育をとなると難しい。

ある日、息子が貯金箱の小銭を見て「これだと、お菓子買えない?」と聞いてきた。金額的に十分あったので「足りるよ。」と言うと「20枚以上だと受け取ってくれないかも。」と言った。貨幣の使用枚数制限をなぜ知っているのか聞くと、ひと月前に読んだRISURU文庫の一冊に書いてあったそうだ。

「金融教育」はやるべきだと多くの親が感じている。しかし身構えずとも、本を読むことで、土が水を吸うように子には知識が身に付いていく。RISURU文庫を読むことは、子ども達にとって一番身近な金融教育に違いない。ぜひ、多くの方にたましんRISURU文庫を手に取ってもらいたい。

(宍戸 亜紀子)