運転免許認知機能検査、イラスト64個覚えられない | 府中まちコム
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作成日 2024.05.21

この記事の分類 府中絵日記, 生活

運転免許認知機能検査、イラスト64個覚えられない

2024年5月20日(月)

運転免許の更新時期を迎えた友人達が次々免許を返納している。高齢者のブレーキ踏み違え事故が報道されるたびに家族も当人も不安が増すのだ。

実は最近、約束の日時やモノの名前をよく間違える。機敏に動けない。ボケた、ボケたと言われる。返納すべきか。更新の手続きも面倒くさいし…と思っていたら、意外にも娘から更新を勧められた。免許証は最高の身分証明書だという。

後期高齢者には認知機能検査がある。あわてて問題集を買い、受験勉強を始めた。16個ずつ4組つまり64個のイラストを覚える。何の脈絡もないストーリーに無理やり絵をはめ込んで叩き込む暗記法、これはけっこうつらい。

「落ちても気にしないで」と、不合格を前提とする変な励ましを受けて、いざ府中運転免許試験場へ。タブレットとヘッドフォンが配られ、試験開始。イラストを矢継ぎ早に見せた後で計算問題に没頭させ、忘れた頃に何を見たか尋ねてくる。焦る、焦る。試験はあっという間に終了、その場で結果も伝えられた。

合格、ただし点数は不明だ。これで認知症機能問題なしと言えるのだろうか、誤操作や信号無視などのミスは防げるのだろうか。疑問は残ったがとにかくこれで堂々と家に帰れる。ホッとした。

(田中則夫)