Jazz in Fuchu 2024　バルトホールセッション

2024年10月27日（日）

朝から各所で盛り上がった JAZZ in FUCHU の最後を飾るバルトホールでのステージ。
クラリネットの谷口英治さんとピアノ、ドラムス、ウッドベース、イタリアから来日中の屈指のジャズギタリストの特別参加によるプロのジャズメンたちのコンボ。

谷口さんの『ラプソディ・イン・ブルー』のイントロからのガーシュインがここちよい。そして一般参加のメンバーが入ってのファイナルセッションへ。

去年はずらりと10人以上並んだメンバーが今年は数人である。その中に、片手にクラリネット、片手に赤い水筒を持った小学生の女の子。あの水筒は、去年いたあの子？

マイクを持った谷口先生、「去年はソロ、ワンフレーズだけだったけど今年はいくら吹いてもいいよ」。
やっぱり。
「それじゃあ、何からいこうか」
「……オレオ」

拍手喝采。素晴らしい演奏。そして他のソロの間に楽器を床に置いた赤い水筒に持ち替えて余裕で水分補給。やっぱり。去年も飲んでた。
途中谷口先生とのクラリネット合戦やかけ合いまで入って堂々としたプレイヤーぶりである。赤い水筒が来年どんな演奏をするのか、今から楽しみである。

（小嶋伸一）