葵の会公演『革命に踊るパリ ~マリー・アントワネット~』 | 府中まちコム
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作成日 2025.06.14

この記事の分類 府中絵日記, 映画・演劇・TV・ラジオ

葵の会公演『革命に踊るパリ ~マリー・アントワネット~』

2025年6月14日(土)
中央文化センターのひばりホールで、葵の会の第24回公演『革命に踊るパリ ~マリー・アントワネット~』を観た。前回の『青鞜の女たち』からもう1年も経ったのかと感慨深い。

小説、漫画、映画など、フランス革命を題材とする作品は数え切れないほどあり、これをどんな観点からどう描くか興味をそそられたが、間が悪かった。というのも、つい3日前に歌舞伎座で「六月大歌舞伎」を観たばかりだったから。歌舞伎座の大舞台で9歳の子役が発する気品と哀しみに目を瞠る。わかりきった筋立てにもかかわらず物語の中に吸い込まれるような感覚は、いったいどこから来るのだろう。

歌舞伎とアマチュア演劇を比べるのは酷というものかも知れないけれど、マリー達の運命や如何にと思いを巡らせているときに、時おり聞き取りにくくなる台詞回しやド忘れはちょっともったいないと感じた。熱演ではあるし。

でも演劇っておもしろいなとも思う。観てるだけなら気楽。来年も期待します。

(関口まり子)