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作成日 2018.11.29

この記事の分類 イベント・祭り, 場所・施設, 府中絵日記, 音楽

アダージョさよならコンサート

アダージョさよならコンサート2018年11月29日(木)
 スタジオ&ギャラリーとして13年にわたり、芸術ファンに親しまれてきたアダージョが閉じることになった。最後の舞台を飾ったのはアコーディオンのミャックとバイオリンの牧千恵子のコンビ「ドゥマルシェ」による演奏会。会場は超満員で開演前から熱気に満ちていた。

 演目はシャンソン、クラシック、タンゴなど馴染みのある名曲ばかりだが、決して俗に落ちず、あるときはしみじみと聴かせ、あるときはわくわくさせ、聞き手の気持ちをひとつにまとめあげていく。漫談風のトークも二人の誠実な人柄がにじみ出ていて、気持ちの良い演奏会だった。

 アダージョは府中競馬正門前駅のほど近く、競馬場の駐車場を見下ろす丘の上に建つ洒落た建物だ。経営者夫妻が情熱を込めて設計し、慈しみ、育ててきたアートの館であり、手芸、絵画、音楽、ダンスなどの教室や発表会が長年にわたって開かれてきた。

 女主人は勉強熱心な努力家でもあり、その気さくな人柄もあって閉館を惜しむ声が多い。まだ真新しく感じるおしゃれなアートスポットが消えるのは残念だが、規模を縮小してまた活動を再開する由。楽しみに待つことにしよう。

(関口まり子)