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作成日 2020.01.11

この記事の分類 イベント・祭り, 医療・健康, 府中絵日記

認知症当事者からの発信

2020年1月11日(土)

 午後、ルミエール府中で「認知症と共に生きる」と題した学習会が開かれた。講師は丹野智文さん。7年前、39歳のときに若年性アルツハイマー型認知症と診断され、一時は不安と恐怖に苛まれたが、現在は精力的に啓発活動を続けている。

 折しも夜、テレビで、認知症医療の第一人者、長谷川和夫さんの自身の発症後の生活を追ったドキュメンタリー番組をやっていた。

 二人とも自らの体験を多くの人に発信し、認知症への理解を深めようとしている。丹野さんの話しぶりは「ほんとに認知症なの」と疑いたくなるほど明瞭で説得力があり、機知に富む。しかもかっこいい、イケメン。

 発症を知った友人達が様々な助言や情報に加え、脳活ドリル本や健康食品を送ってくれたという。善意はありがたいが、それで進行が止まるわけではないと、きっぱり。

 デイケアなどで懐メロや小学唱歌を歌うのを好まない人もいるということを知ってほしいという。長谷川さんも通所施設で憮然とした様子だった。

 これまで「自分や家族がなったらどうしよう」ということばかり考えていたが、二人の発言に目を開かれる思いがした。認知症になっても穏やかに生活できるようなまちづくりが必要であることを痛感した。

(関口まり子)