郷土の森の曼珠沙華まつり | 府中まちコム
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作成日 2025.10.03

この記事の分類 場所・施設, 府中絵日記, 自然・動植物

郷土の森の曼珠沙華まつり

2025年10月3日(金)
終わらない夏。外出を渋っていたのだが、やっと涼しくなってきたので府中市郷土の森博物館へ。新聞で見た彼岸花満開の写真が印象に残っていたのだが、入口に「見頃は終わりました」の掲示。

確かに、日当たりのよいエリアの花は半分ほどが茶色に枯れて、茎が折れ曲がっていたが、ロウバイの小径あたりまで足を伸ばすと人もまばらで、木々の間に絨毯のように広がる赤い花群に圧倒された。久しぶりの散歩は気分上々だったのだが…。

30分に1本という帰りのバスが混みそうなので早めにバス停に行くと、ガードレールと一体型になっている折り畳み式ベンチにはすでに何人かが座っていた。歩き疲れた身にはありがたい椅子だが、数があまりにも少い。

バス停の標識から数人の人が立ち並ぶくらい離れているし、標識をはさんで向こう側にも椅子を引き出せるので、人が増えてくると、どこが行列の先頭なのかわからなくなる。

発車時刻が近づいた頃には待ち行列が3列ほどに膨れ上がった。先に来て椅子に座っていた人たちは不安にかられたのか、いつの間にか席を立って列の中程に紛れ込んだりしている。人が大勢押しかける祭りのようなときの対策を、バス会社は考えるべきだろう。

(田中則夫)